約500年続く 南信州阿南町新野地区の「新野の盆踊り」
今年は、珍しく3日間晴天が続き、夜半には半月が櫓にかかり、風情のある盆踊りとなりました。
地元の老若男女、観光客など8月14・15・16日の毎晩21時~翌朝6時まで1秒も途切れることなく
徹夜で踊り明かしました。私も、3晩徹夜で踊りました。3日間は翌日は午前中は爆睡。時差ぼけとなりました。
各局、新聞が報道していただきましたので、まとめてみました。
信濃毎日新聞デジタル
長野県阿南町で、17日朝、3日間夜を徹して踊る「新野の盆踊り」が幕を閉じました。
「新野の盆踊り」は三味線や太鼓などを使わず、音頭取りの歌に合わせる素朴な踊りで、8月14日から毎日午後9時から翌朝まで行われます。
約500年前に始まったとされ、ユネスコの文化遺産「風流踊」の一つにもなっています。
「新野高原盆踊りの会」の歌に合わせた踊りは、帰省客や観光客も加わり大きな輪が広がりました。
東京から来た女性:
「祖先を送る盆踊りとしては、心にじんわりきて、ふさわしい」
空が明るくなってくると…
17日の朝は、最後となる「神送りの儀式」です。
新盆の「切り子灯篭」の行列が歩き始めると、「少しでも長く踊っていたい」と、円陣を組んで踊り邪魔をする最終日ならではの光景が繰り広げられました。
「新野の盆踊り」が終わると阿南町に秋が近づいてきます。
3日間夜通し踊る「新野の盆踊り」始まる 長野 阿南町
お盆の3日間、夜通し踊り続ける「新野の盆踊り」が、14日夜、阿南町で始まりました。
阿南町の新野地区におよそ500年前から伝わる「新野の盆踊り」は、お盆の3日間、夜通し踊り続ける伝統行事で、2022年には「風流踊」のひとつとしてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
初日の14日は、商店街に設けられたやぐらで神事が行われたあと、午後9時ごろから浴衣姿の人たちが輪になって踊り始めました。
この盆踊りは、笛や太鼓などの鳴り物を一切使わず、やぐらの上にいる「音頭取り」と踊り手の歌声だけで進められます。
会場には、歌声が響きわたり、扇子を手にした人たちがゆったりとした動作で踊り続けていました。
踊りに参加した飯田市の中学3年生の女子生徒は、「夏休みに祖母に会いに来ました。踊りは難しいですが、まねをしながら踊って楽しんでいます」と話していました。
保存会のメンバーの30代の女性は、「初日から予想以上に多くの人が集まり、にぎやかで楽しいです。シンプルな踊りだからこそ実際に踊ってみるとより楽しめるので、気軽に参加してほしい」と話していました。
「新野の盆踊り」は、16日まで、午後9時から翌朝6時にかけて夜通し踊り続けます。
国重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産「風流踊り」の一つ「和合の念仏踊り」(阿南町和合)が8月13日、「新野の盆踊り」(阿南町新野)が翌14日、それぞれ始まった。(飯田経済新聞) 【写真】「新野の盆踊り」櫓を中心に踊りの輪ができる 和合の念仏踊りは阿南町和合地区で約300年続くお盆の念仏踊りで、毎年8月13日~16日に行われる。2023年にユネスコ無形文化遺産「風流踊り」として登録された。今年は大阪関西万博での踊りの披露や、「第45回伝統文化ポーラ賞」の地域賞を受賞。13日は熊野神社で始まり、大屋の宮下家、林松寺と巡った。14日は林松寺の境内に涼やかな風が吹く中、「庭入り」では、ヤッコ、花などの行列に続き、鐘や太鼓の音が里山に響き、「ヤートーセー」のかけ声とともにヒッチキと呼ばれる若い踊り手が2人1組で激しく体をぶつけ合いながら飛び回った。その後、厳かな「念仏」「和讃(わさん)」の声と太鼓の音が和合の山あいに響いた。ヒッチキ役として参加した高校生の小掠哲生さんは「疲れた。長く続いてきたものなので、外に出てもお盆には帰ってきて踊りたい」と話す。同踊り保存会の平松三武会長は「山村留学などで移住してきた若い人たちが参加してくれうれしい。万博は30分に凝縮して披露することができた」と振り返る。愛知県から写真を撮りに訪れた男性は「初めて見たが、国の文化財だけあって、なかなか見ることができない踊りで良かった」と感想を話した。 新野の盆踊りは、阿南町新野地区で室町時代から約500年続く「風流踊」とされる盆踊りで、毎年8月14日~16日の夜から早朝まで踊り明かす。100種類以上あるという盆唄は太鼓などの鳴り物を使わず、櫓(やぐら)の上で音頭を取る5、6人の「音頭出し」が交代で歌いつなぐ。14日21時、目抜き通りに集まった住民らが盆唄に合わせ「すくいさ」といわれる踊りで静かに始まった。浴衣姿の人など老若男女約150人が踊りの輪を作り、会話やあいさつを交えゆったりとした時間が過ぎる。扇子を持って踊るものを含め7種類をランダムに踊り、早朝6時まで続く。同保存会の林弥寿雄会長は「毎年お盆前後は雨の日が多いが、今年は晴天に恵まれそうで良かった。伝統を受け継いでくれる人がもう少しいてくれるとうれしい」と話す。最後の17日早朝には、鐘と太鼓を打ちながら精霊を送り出す行事を行った。
ゆったりと舞う参加者
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よーちゅーぶチャンネル 8月15日朝午前4時半~神送りライブ配信 1日目の終わりはしっとりとこれもまたいい!
よーちゅーぶチャンネル 8月17日朝3時半~能登~神送り ライブ配信 3時間25分ノーカット動画!!!
これはすごいです。臨場感がすごいです。今年来られなかった方、是非ご覧ください。
一晩で16万回再生されました。
私は、灯篭行列の先頭で、若者のスクラムを崩していました。
「ナンマイ ダンボ!」
ふー・・・疲れた けど、楽しかったですね。
8月23日(土)夜は「うら盆」がおまけであります。
うら盆フェス 17時30分~20時 出店有 ロックバンド アマチュア演奏 カラオケ大会など
盆踊り 21時~ 翌朝24日 午前6時まで ノンストップ オールナイト コール&レスポンス アドリブ
いつ入ってもいつ抜けても自由です。
駐車場は道の駅 信州新野千石平 https://maps.app.goo.gl/a2QGWNFKrMArtUru5
農村文化伝承センター駐車場 https://maps.app.goo.gl/a2QGWNFKrMArtUru5
新野ふれあい館前駐車場 https://maps.app.goo.gl/4bfRyx1bcFXQWLAY6
会場まで歩いて5分程度です。
うら盆は、儀式はなく、参加者が楽しむための盆踊りです。「うら」とは、「おれたちの」という方言。
つまり、俺たちが楽しむ盆 最後の最後に おまけで気楽に徹夜で大人の夜遊びです。
子どもも朝まで踊ってますけどね。
誰でも自由に無料で参加できます。初めての方でも、新野高原盆踊りの音頭取りについて踊れば大丈夫。
参加してみて初めて分かる、新野の盆踊りの楽しさ。
皆様のお越しをお待ちしております。
詳しい情報はこちらをお読みください。より楽しめます。DeepJapan新野高原サイトより
短編芝居「新野物語」2025 はこちら 新野の盆踊りをモチーフにした芝居
新野物語は、新野の盆踊りの慈愛に満ちた精神をよく表している短編芝居です。
脚本家の山田百次さんによる脚本・主演、新野出身で同級生の金原渚(新野高原盆踊りの会 音頭取り)と栗生みな(女優・歌手・タレント)の3人芝居。
新野の盆踊りに参加する前に見ておくと、さらに深く楽しむことができます。
さらに、詳しく知りたい方は、こちらお祭りジャパンのサイトに、私たちが過去に行った銀座長野での新野の盆踊りワークショップの記事がありました。
踊り 唄 信仰 歴史 奥深い新野の盆踊り
体験しないとわからない面白さ
今週末 8月23日土曜日 (うら盆フェスは17時30分から) 盆踊りは21時~翌朝6時 (毎年8月第3土曜日の夜)
オールナイト ノンストップ アカペラ コール&レスポンス アドリブプレイ
踊りは7種類 唄は約400
踊る時間は 9時間×4夜=36時間
おそらく日本一長い時間、同じ場所で、同じ人が踊っている盆踊りではないでしょうか。
どなたか知っている方、研究している方いたら教えてください。
おなたも新野の盆踊りの沼にはまりにきませんか。