新野の雪祭り レアな12日の準備

新野の雪祭り レアな12日の準備

12日午前9時 まずは諏訪神社の裏手にある竹やぶに行き、竹を切り出します。
これが、今年の雪祭りで使う、祭具になるのです。生えてから2年目の竹で、まっすぐなものを2本切り倒し
3mの長さに切断して、諏訪神社に運びます。

庭開きで使う、熊笹も切っていきます。太い竹の部分は「競馬」「お牛」が射る矢にもなります。

3mの竹を鉈で割っていきます。木でたたくと面白いように割れますが、左右同じ太さに割るのが難しいのです。

幅5cmくらいに割った竹を短く切断します。

さらに細く割っていきます。幅1cm厚さ1mm程度にして、薄い竹ひごにします。

長い竹ひごも作ります。薄く薄く削っていくと簡単に曲がるようになります。

短い竹ひごと長い竹ひごを編んで、中折で包んで麻ひもで縛ると「ササラ」をする人が被る冠ができました。

同時進行で、花笠を作ります。中折を4枚直角に糊付けします。中央に1cm角の穴をあけておきます。

三角形にたたんで、ご飯茶碗を当てて、ふちを切り落とします。

開くと・・・・

花笠の出来上がり。

この中央の穴を、先ほどの冠に取り付けると、「花笠」の出来上がり。「ささら」の内、大人が務める東の1・2 西の1・2の4人がつけます。

左側には、「競馬」(きょうまん)「お牛」が射る矢になる真竹が見えます。囲炉裏の火で真っすぐに直して、先端に「弦きり矢」「蕪矢」の二種類を作ります。
後端には、中折で矢羽根を付けます。縁起物で、雪祭り当日、この矢を拾った人は、幸せな1年になるといわれています。

顎紐は麻縄を編んで取り付けます。左縄を綯います。これがむずかしい!
私も挑戦しましたが、諸先輩方にご指導を頂きながら頑張ってみました。

でも、この動画のようにはいきません。手が覚えるまで、練習あるのみです。

 

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