新野の小正月 「オニを書く」&道具の年取り

新野の小正月 「オニを書く」&道具の年取り

南信州 阿南町新野高原の小正月の風習。

1月14日の朝、1年中の家内安全を祈願し、門松の「若木(わかっき)」に「十二月」と墨で書きます。これを「オニを書く」と言います。

上に載っているのは「俵」。米俵を意味し、白膠木(ぬるで)の木を切ったものです。

15日小正月の朝、日頃使っている鎌、草かきなどの刃物類の道具に感謝し「道具の年取り」をします。道具の神様に、新米で炊いたご飯、イワシ、大汁(新野の年越しの昆布だし野菜汁)、お酒をお供えします。

昔は、祖父が大工さんだったので、鉋や鋸も祀りました。道具を大切にしないと怪我が起こるし、良い仕事ができません。いつも道具の手入れを怠らない戒めだと思います。よい仕事をするには良い道具から。道具の神様ありがとうございます。

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