南信州阿南町 新野高原の門松は独特です。
12月31日に建てた門松が、
1月5日の五日正月で大変身。「若木」(わかっき)がついて立派になります。
そして、1月20日の二十日正月では「稲架杭」(はんぐい)だけになり
2月1日の朝、正月(1月)が終わり、吉方へ倒します。
五日正月では、「若木」を作るのがなかなか大変です。
林から採ってきたカラマツを楔で割ります。
長さ80cmだと、薪割り機が使えません。人力です。飾り付けるのに半日かかりました。
今では、こんな本格的な門松を作る家は少なくなりました。
昔は、若木は薪になり、ハングイは農作業用の支柱になり、松は雪祭りの大松明にしました。
今では、雪祭りの大松明も小さくなっています。
雪祭りのお上り、お下りの行列の時は、是非、わが家の門松もご覧ください。