室内から清掃できない煙突トップの煤

室内から清掃できない煙突トップの煤

寒い日が続きますね。前回は、室内からの円筒の清掃をしましたが、どうしても気になっていたのがトップ部分。
ここは、屋根に上りトップ部分を外して清掃するしかありません。傾斜の急な屋根は危険なので行わないでください。折れ屋根なら、積雪があっても大丈夫そうだったので、思い切ってチャレンジ。細心の注意を払って行います。ブルーシートを煙突の下、折れ屋根部分に広げておきます。

まず、溶接式二重煙突の接続部のバンドを外して、左に回転させます。次いで、煙突を抱えて、ゆっくりと屋根側に倒します。これが、最も緊張しました。倒したら壊れてしまいます。幸い雪がクッションになってくれてうまく行きました。

やはり思った通り、トップ部分の内側には、かなり煤が溜まっていました。3ヶ月前の11月シーズン始めに清掃はしてありました。網を上に引き上げただけで、写真のような煤が落ちました。このタイプは網が簡単に外れるので清掃しやすくお勧めです。ワイヤーブラシで仕上げます。

トップ部分の風防の内側にもかなり煤が溜まっていました。ここは室内からのブラシでは取れません。

網がきれいになりました。

トップの風防もきれいになりました。シーズン終わりや始めの清掃では、耐熱ブラック塗料をスプレーしますが、今回は雪と寒さの為、塗装はしませんでした。

我が家は、夜から翌朝まで、空気を絞ってのとろ火運転が多いので、どうしても煤が溜まりやすくなります。こまめな清掃が必要です。煙の中の炭素成分が結晶化し、成長していった跡が分かりますね。

トップ風防の内側にたくさんついていました。

二重煙突の内部は、室内からのブラシが届いていたので、2週間前に清掃され、きれいでした。

二重煙突の屋根基部から室内。暗くてよくわかりませんが、2週間前の清掃できれいになっているようです。

トップ部分の網と風防でこれだけの煤が出ました。

灰捨て場に捨てます。

さて、お楽しみの点火。燃え具合はいかに!

すばらしいドラフトの吸い込みが戻りました。これで、シーズン終わりのゴールデンウィークまではもちそうです。

冬季の積雪のある煙突清掃は、危険を伴います。自信のない方は、業者さんに依頼することをお勧めします。
薪ストーブをお使いの方、これから導入を計画されている方は、薪ストーブは、愛車をこまめに洗車するように、メンテナンスすることが大切です。ファンヒーターやエアコンのように自動ではないということをご理解していただき、手をかけることを楽しんでいただきたいです。ほったらかすと煤が燃え出す火道火災にもなりかねません。
しっかりと可愛がってあげて、薪ストーブライフを共に楽しみましょう。

南信州新野高原(長野県下伊那郡阿南町新野)では、移住体験を受け付けています。薪ストーブ、薪割り(斧、エンジン薪割り機)、チェーンソー、木材運び出し、煙突掃除など体験できます。サイト内のお問い合わせフォームからお申込みください。

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