既存の薪小屋を改修する必要から薪の移動をしました。寒い日、雪の日、雨の日に遠くの薪小屋まで取りに行くのはつらいですね。我が家は直ぐに使う薪用に、折れ屋根下のウッドデッキに仮置き場を作っています。乾燥済みのすぐに使える薪を2週間に一度くらい運んでいました。
そこで、もう少し自宅の脇に雪の日でもすぐに取りに行かれる薪の仮置き場を作りました。でも、お金かけたくないし、ある物を再生してゴミを減らし、物の価値を生かしてあげたい。薪が雨に濡れる前に1日で作りたい。今回は、ショートムービーでなく、丁寧に作り方をレポートします。
廃材でお金かけずに薪置き場を作りたい方、自己流ですがご参考までに。あくまで1~2ヶ月以内に使う薪用です。生木を長期間ログ壁の近くに置き乾燥すると、シロアリの心配がありますのでご注意ください。生木からの2~3年の乾燥用薪小屋は、ログハウスから離してあります。
まず、廃材利用の超簡単薪置き場を考えながら作りました。設計図はありません。イメージのみ。ある物で考えながら現場合わせで作ります。一番大切なのは基礎。水平に水糸を張り、基準にします。楢の重い丸太を何度もスクワットして、突き固めます。本日の作業で最も汗が出ました。モモの筋肉のトレーニングにもなりますね(笑)。そこへ、空き家の片付けでもらった重量ブロックを置きます。枕木の栗の木に合わせてブロックの位置を決定します。
次に、何十年も田んぼの「稲架(はざ)」として使われていた栗の木の丸太を置きます。水平をできるだけ取って、横桟を130mmコーススレッドで固定します。
なかなか、自然の栗の木は曲がっていて、水平が出しにくいですね。まあ、だいたいで良いです。
おそらく4~50年前の栗の木です。ご近所の倉庫整理でいただきました。栗の木を昔の農家さんはとても大切に使っていました。50年以上は腐らずに使えます。よく乾燥しているので狂いません。
しかし、ここで横一直線に枕木を並べないとうまく行かないことが判明。チェーンソーでカットします。こうやって、トラブルにぶち当たると知恵を使って乗り越えるのが楽しいのです。
できる限り、木を回して水平をとりながら、横桟を130mmコーススレッドで、インパクトドライバーを使い固定します。
柱を立てます。自然の細めの丸太を使います。桜、ヒノキ、杉などです。次に梁を載せます。梁は流石に、自然木では直線が出ないので、製材所から購入した垂木を使います。1本250円程度
またもや問題発生。4mの垂木が少しだけ足りない。で、継ぎ足しました。
自然の桜に木には、藤づるが巻き付いた後が、痛々しく残っていました。
いよいよ天板の取り付け。廃材の活躍する時が来ましたね。いわゆる「端(ばた)」という、製材所から出るきれっぱしです。これで、天板を32mm釘で打ち付けます。
釘打ちで肘が痛くなってきましたね。
次に、チョークラインで墨付けし、電動丸鋸で端を切りそろえます。
おがくずを掃いてから、アスファルトシーリングをカットします。次にガンタッカーでホッチキス留めします。つなぎ目は20cmくらい重ねます。
きれいに張られた防水シート。これで安心です。
地面からの腐朽菌対策として、車の廃エンジンオイルを塗ります。いままで捨てていたのが嘘のよう。0Wー30のディーゼルエンジンオイルです。さらさらな上に、すすで真っ黒になっていて、真っ黒の塗料のようです。防虫防水効果があります。
ディーゼルエンジンは、真っ黒で、割とサラサラしています。さすがマツダの純正0W-30。良くしみ込みます。
やっと完成しました。早速、運搬車の薪とコンテナーを運びました。
コンテナに古タイヤ&ホイールをしてに敷いて、中古波トタンをかけて、古タイヤで重しにすれば30分で、簡易薪置き場の出来上がりです。このまま、室内に持ち込んで細かい端材は焚きつけにします。
19時までかかってここまできました。今日はここまで。
屋根には、板葺きの屋根にしようかと考えています。来週の土日にします。お楽しみに。