田舎暮らしの魅力の一つ。食料自給!お米や野菜を自分で作る。安心安全な食糧自給。
我が家では1反3畝の田んぼで約13俵(約800kg)のお米を作っています。これで家族8人が1年分食べても、1年と3ヶ月くらいはもちます。お年取りの夜(大晦日)に新米を炊いて食べるのが我が家の習わしですね。やっぱりうまい!
もし、南海トラフ大震災や台風による孤立、原発事故による野菜やお米の汚染、交通網の寸断で物流の消失などが起こったとしても、1年間は食いつなぐことができます。トイレも畑に仮設トイレを作ってすればいいし、薪ストーブなので電気が止まっても寒くない。薪でご飯を炊くこともできる。水道が止まっても山の湧水を汲んできて煮沸すれば、料理もできます。
そして、米作りは、家族の絆つくりでもあります。家族の協力で命をつなぐ。具体的でわかりやすい絆です。
春がやってきました。また、お米作りの季節が始まります。大きな田んぼは田植え機で、苗代に使っている小さな田んぼは、家族のイベントとして手植えします。親子山村移住の子どもたちも招待して体験しました。みんな泥の感触に大騒ぎ!最後に女の子が「田んぼの神様にたくさんお米がとれるようにおねがいするの」といって石とお花を祀ってくれました。自然への畏敬は、こういった体験から心の中に生まれるのです。
「田んぼの神様。今年もたくさんのお米をいただけますように。」
スイッチポンの便利さに慣れてしまうと、非常時に何もできず生きていけません。たまには、野外炊事、ある物で行うキャンプ経験も大切ですね。都会で便利な生活をしている皆さん。もし、コンビニが止まったら・・・、地方から運んでいる食料が途絶えたら・・・と考えたら、非常な危うさの中で保たれている便利な生活に気づくのではないでしょうか。本来、生活とは自分の力で全て行う自立したものであったはずだと、3.11の度に思いを強くしています。
1袋30kg 4月~10月までがんばって 1反3畝で13俵 いわゆる「畝取り」です。一畝で1俵取れるのが、目標とする米作りとされています。