メダカ 産卵 命の始まりが見えた!

メダカ 産卵 命の始まりが見えた!

私が勤務する小学校の教室には、メダカの水槽と顕微鏡が常備されています。
毎朝、子どもたちとメダカの卵があるか楽しみに探しています。
6月になったとたんに、メダカが産卵ラッシュ。シャーレに移して顕微鏡で、受精卵の成長を観察しています。
自分のクラスだけでなく全校児童、先生方も見に来ます。

これは、産卵してすぐの受精卵です。まだ体の組織ができていません。丸いものは油の粒です。水草に絡みつくための毛が多数、生えています。

数日すると、細胞分裂が進み、目、脊椎、心臓、血管、血液、えらなどができてきます。

 

ちなみに、この動画は顕微鏡の接眼レンズに、スマホのレンズを近づけて撮影しています。意外とうまく撮れました。

メダカの観察が、性教育につながり、自分の命も人の命も、生き物全ての命を大切にする心につながると思います。
やはり、実物には勝る物はありません。しかも、毎日飼育しているメダカが産んだ卵です。中には、受精していない卵や白カビが生えて死んでしまうものもあります。命が生まれることは簡単ではないことを体験します。子どもたちは、毎朝、卵を見つけると、「早く、シャーレに移して水道水に入れないと、カビが生えちゃう!」と真剣です。メダカの赤ちゃんの誕生を楽しみにしているお母さん、お父さんのようです。

こんな事が自由にできるのも、山間へき地の小規模校での少人数教育の良さですね。発見した時が理科の時間になるのです。

ちなみに、飼育しているメダカは近所で蓮池ビオトープを管理し、メダカを増やしている方に許可を頂いて、採取させていただいた自然のメダカを飼育しています。天然のメダカはやはり強いです。

 

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