今日はいよいよ祭り当日。お祭り本番は14日深夜からで、お祭りに関わる皆さんはそれぞれ神社のお掃除や準備をされていますが、家に残っている家族はお墓参りと「オタッシャギ」という木の札を家々のお墓に配って回ります。
オタッシャギには「十二月」と各家の屋号が書かれており、十二月と書くことを新野では「オニを書く」と呼んでいます。祖父に聞いたところ「十二月」のことを「オニ」と呼んでいるそうです。閏年には「十三月」と書くのが正式と聞きました。
本日は雲一つない快晴で雪もなくお墓参りには持ってこいの日和でしたが、オタッシャギで回るお墓はどこも急坂で少しハラハラしながら祖父母の付き添いをしました。雪がないことで例年よりもたくさんの方がお墓を回られています。
お墓で出会ったある方は「自分たちの先祖が出た家のお墓がここで、もう血はつながっていないけれど、色んなものをいただいたからこんなときくらいお参りするんだ」とおっしゃっていました。
自分のルーツを知って先祖を大切にする想いや、祖父母と一緒にお墓を回ることでお世話になっているお宅などを知ることができ大変貴重な体験でした。