位の高い役になった方は、冬の滝にうたれて身を清めます。
例年では雪で覆われた滝で身を清めていましたが、今年はほとんど雪がありませんでした。
けれど、滝が冷たいことに変わりありません。
ふんどし一丁で滝にうたれている様は見ているだけでこちらも寒くなりますが、
本人たちは寒いというより痛いレベルです。
一瞬滝にうたれればいいというものではなく、左側からと右側からそれぞれ3回ずつ体を滝にくぐらせ、最後は正面から滝をかぶるので、一人数分は滝にうたれています。
滝にうたれた後は、近所の家の方がお風呂を沸かしておいてくれるので、みんなお風呂へダッシュしていました。人によってはゆっくり滝にうたれる方もいて、本当にすごいです。
女の子や、そこまで高い役ではない人は滝の水を少しかけてもらう程度です。
= 阿南町新野の不思議体験 =
お滝入りからの帰り道。今日は天気予報では雪は降らないはずでしたが、一向が戻ってきた諏訪神社のある「大村」という地域だけ30分ほどでしたが、周りが見えないくらいの雪になりました。
あとから聞いた話では新野の中でも大村だけだったそうで、毎年雪祭りには何かどうか雪が降るとは言われていますが、やっぱりすごいなと感じる瞬間でした。どうか明日14日深夜から15日明け方までの祭り本番でも雪が降ることを祈っています。